前回の記事で、ACE EVOの公式レンタルサーバーについて取り上げましたが、
想像以上に自分に反響がありw
昔、友人と遊ぶためのACサーバーを自宅PCで立ち上げたことを思い出しました。
公式がレンタルサーバーを準備するなんて、前代未聞。びっくりでさー(笑)
舐めるように公式サイトを読んだのですが、まだまだこんなの出来ました!
という感じだったので、主催者視点として気になる点を、
Acevo-Servers Team に問い合わせをしてみました。
すると、すぐにとても丁寧な返信をいただきましたので、
この記事では その要点をわかりやすくまとめて紹介 します。
1. なぜ問い合わせたのか(背景)
ACE EVO Server の登場は、主催者視点で見ると
「草レース文化そのものが変わる可能性」を秘めていると考えます。
しかし、現在のバージョン(0.4)の段階では、
- レース登録ができる
- サーバーが建てられる
といった基本的な仕組みのみで、
リーグ戦運用に必要な“管理機能”についてはまだ情報がありません。
そこで、特に気になっていた以下の点を確認するためにこんな問い合わせをしました。
- スケジューリングは実装されるか
- 自動ポイント計算や順位管理は実装されるのか
- レース結果の保存・CSV出力は対応予定か
- API提供や外部連携は可能になるのか
- 管理UIの日本語ローカライズはどの程度されるのか
- Tokyoリージョンは今後も維持されるのか
サーバーを準備したいっていうくらいの主催者にとって重要な部分を中心に質問しました。
2. Acevo-Servers Team からの回答(要約)
ここからは、いただいた回答を簡潔にまとめたものです。
(1)リーグ戦・自動集計・API連携について
これらの機能は すべて検討中で、Kunosと共同で仕様を詰めている段階とのことです。
例として:
- シーズン/リーグ管理
- ポイントシステムの自動化
- レース結果の自動保存
- CSVエクスポート
- 外部サービス連携/API
- GridRating を使った自動スプリット
これらは“どれも重要なテーマとして認識されている”が、
現時点で「実装時期や確定情報はまだ言えない」との回答でした。
ベータ中に少しずつ整備し、
競技プラットフォーム全体を成長させていく方針のようです。
(2)acevo.gg との連携について
デイリーレース、競技プラットフォーム、レンタルサーバーの
より深い統合も検討中とのこと。
ただし、詳細はまだ非公開。
ACE EVOの“競技の核”になる部分なので、慎重に進めている印象です。
ちょっと個人が公式並みのレースを開催できるかもなんて夢を見させてくれますね♪
(3)管理UIの日本語ローカライズについて
ユーザー向けに追加される新機能は、
今後もウェブサイト対応言語(日本語含む)へローカライズする方針と明言されました。
ウェブサイトはすでに日本語ローカライズされていますので、管理UIもローカライズ対象と言えそうです。
日本の主催者が安心して使えるようにしていきたい、との意向を聞きました。
(4)Tokyoリージョンの今後について
ここは特に重要なので強調します。
- 利用が増えればサーバー増設も前向き
- 必要に応じ日本国内に追加ロケーションも検討
- 利用が極端に少ない場合は廃止や見直しの可能性もある
つまり、
日本コミュニティの活動次第で、東京サーバーの未来は拡張される
という、とても明るい回答でした。
(5)トラブル時の技術サポートの範囲
Server Teamとしては、
- サーバー作成
- アカウント・課金
- サーバーの安定性とインフラ管理
これらが彼らの担当。
ゲーム内での挙動はKunos側の領域ですが、
問題があれば 連携して改善にあたる とのこと。
サーバー需要が増えれば、
冗長化や高負荷対策も強化していくそうです。
3. LockeFactoryとして感じたこと
今回の回答は、どの項目も 「前向きだがまだ確定はしていない」 という内容でした。
しかしその裏には、
- コミュニティ運営を重視している
- 主催者の負担を減らす方向で考えている
- 日本向けローカライズを続けていく
- Tokyoリージョンを本気で育てる姿勢がある
といった、非常に強い意志を感じました。
特にTokyoリージョンは、
日本にとって歴史的とも言える環境改善なので、
この点だけでも今後に大きな期待が持てます。
4. 今後の展望 ― どう育っていくか
現状(0.4 時点)では:
- 常時稼働の練習部屋
- 手動設定による草レース開催
といった最低限の機能ですが、今後のアップデート次第では
- 自動リザルト保存
- CSV出力での半自動集計
- リーグ戦管理
- 競技エコシステムとの統合
- スケジュール自動運用
といった未来も十分にあり得ます。
ACE EVO Server は、
「草レース文化の新しい基盤」になる可能性を持ったサービスです。
長い目で見て育てていく価値があると思います。
5. おわりに
今回の問い合わせを通して、
ACE EVO Server が「ただの部屋建て機能」ではなく、
将来的には 競技プラットフォームの一部となる構想で動いていることがよく分かりました。
日本コミュニティとしても、Tokyoリージョンを活用しながら
長期的に応援していければと思います。
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