📝 ACR:ガレージに並ぶ車は10種類

Lockeの独り言

ACRのガレージでは、現時点で10種類の車が選べる状態になっていました。
クラシックから最新のRally2クラスまでバランスよく揃っていて、アーリーアクセス初日としては十分な内容だと思います。

■ 車種ラインナップ(10台)

ざっと見ると、年代もカテゴリーも幅広い構成でした。

A8 / EV02(90年代〜2000年代WRC系)

  • Delta Integrale Evoluzione – 1992
  • Citroën Xsara WRC – 2003

Hクラス(70年代~80年代のヒストリックラリー)

  • 124 Abarth Rally 16V – 1974
  • 131 Abarth – 1976
  • Alfa Romeo GTA 1300 Junior – 1972
  • Lancia Stratos HF – 1976
  • Rally 037 Evoluzione 2 – 1984
  • Mini Cooper S – 1964

Rally2 / Rally4(最新の競技車)

  • Hyundai i20 Rally2 – 2021
  • Peugeot 208 Rally4 – 2020

クラシック比率が高めですが、ACRの“ラリー文化としての歴史”を重視する方向性とも一致していて、選んだ車がどの時代のものなのかが分かりやすい構成でした。


📝 車ごとの情報量がしっかりしている

各車の詳細画面では、スペックと推奨レベル(Rookie〜Pro)が表示されていて、初めてプレイする人にとってわかりやすい作りです。

表示される主な項目:

  • エンジン形式
  • 最高出力 / 最大トルク
  • 重量
  • 推奨ドライバーレベル
  • 駆動方式(RWD/4WD)
  • シフト方式(マニュアル/シーケンシャル)
  • ステアリング切れ角の参考(例:1224°など)

クラシック車は「RWD・マニュアル5速」が多く、扱いやすい車と難しい車が混ざっているため、選ぶ楽しさがありました。

Rally2 や Rally4 クラスの現代車は電子制御が強めで安定方向ですが、操作フィールがクラシック車と大きく違うため、走り比べが面白そうです。


📝 ACR:車両選択画面で読める「History」がかなり本格的でした

車両を選ぶとき、右側の詳細画面に「History(車両の歴史)」が表示されていました。
これが単なるスペック紹介ではなく、ラリー史の中でその車がどんな位置づけにあったのかまで説明されていて、意外と読み応えがあります。

今回のスクショは Lancia Stratos HF(1976) でしたが、説明文の内容は次のようなものになっていました。

■ Stratos HF の設計背景

  • 1970年代初頭に「ラリー専用車」として開発されたモデル
  • Marcello Gandini(マルチェロ・ガンディーニ)がデザイン
  • エンジンは Ferrari Dino V6
  • 当時としては非常に軽量(約900〜950kg)
  • ウェッジシェイプのボディは後のスポーツカーにも影響

ゲームの中では軽く触れているだけですが、Stratos が「ラリー史を変えた最初の専用マシン」であることは実車ファンにも有名で、こうした背景を知ってから走ると、車への理解が深まります。

■ レースでの活躍

  • 1974〜1976年のWRCで3連覇
  • サンドロ・ムナーリやワルデガルドなど名ドライバーが活躍
  • モンテカルロでの勝利は特に有名
  • 1980年代前半までプライベートチームが使い続けた

Stratos のように、競技車両として“どんな勝ち方をしたか”まで触れてくれるのは嬉しいところです。

■ 詳細なスタッツも掲載

スクショのように、

  • 出場イベント数
  • 勝利数
  • ポディウム回数
  • ステージ勝利数
    なども載っていました。

これは実車の記録をベースにしているようで、歴史的資料としても価値があります。

■ ゲーム的にも意味がある情報

単なる豆知識ではなく、操作性の印象と結びつく部分もあります。

  • 軽量・ショートホイールベース → タイトな林道で素早い向き変え
  • Dino V6 の高回転特性 → 加速の伸びがある
  • RWD+マニュアル → 現代車とは大きく違う挙動

こうした情報があると、初めて乗る車でもイメージを持ちやすいです。


📝 まとめ:車両ヒストリーは“ただのシム”ではなく“文化資料”としての価値がある

ACRの車両ヒストリーは、ただのゲーム解説ではなく、
「ラリー文化の背景を紹介するデジタル図鑑」
のような内容でした。

  • ラリー史に詳しくない人ほど楽しめる
  • 車の成り立ちを知ることで操作の印象が変わる
  • ACRのコンセプト(ラリー文化の再現)を象徴している

こうした資料系コンテンツがしっかり入っているのは、ACRの大きな特徴になりそうです。


📝 所感:最初の10台としては満足なスタート

アーリーアクセス初日として10台揃っているのは十分だと感じます。

  • 各時代の代表車が揃っている
  • WRCやヒストリックファンが楽しめる
  • Rally2の現代車も入っている
  • スペック表示が丁寧で選びやすい

ACRは歴史的背景の資料などもゲーム内でしっかり説明しているため、このラインナップは作品全体のテーマとうまく噛み合っていると思いました。

【コメント】 あなたのSimLifeの感想やアイデアもぜひ。

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